Osaka Shiritsu Takadono Elementary School

少なくとも私のいたころ（2005年度-2010年度）は、道徳教育にすごく熱心な学校でした。 今はどうかわかりませんが。 小1のころは手話歌を歌い、小5の時は城北朝鮮初級学校に行って、『故郷の春』をリコーダーで演奏しました。 小6の時は広島へ修学旅行に行って、原爆や戦争や平和について学びました。 今思えば、すごく貴重な経験でした。 しかし、そうやって人権についてみんなで学んでいたにも関わらず、私は、発達障害者であるがゆえに、ひどいいじめや差別に遭いました。 クラスメイトに汚物扱いされて、「菅沼に触ったら菅沼エキスが伝染る」などと言われていました。 そして私自身も、道徳教育によって「この世ではこういう人が差別されている」「こういう人は具体的にこうやって罵られてきた」「こんな悪い差別主義者がいる」などという情報を得て、自分の中に差別感情や差別用語がどんどん蓄積されていくのを感じました。 そしてそうやって汚れてしまった自分を、今も激しく憎んで責めています。 まあこの世に差別さえなければ、私も汚れることはなかったのですから、本当に憎むべきは自分ではなくこの世にはびこる差別なのです。 自分を責めたら本当の敵が叩かれずに済むので、本当の敵を喜ばせることになってしまいます。 とりあえず、道徳教育を受けたからといって、人は必ずしもいい性格になるとは限らないようです。 私の友人曰く、「学校の教育を信用するな。道徳教育は特に信用ならない」とのことです。 もしかしたら私の受けた道徳教育にも、何か問題点があったのかもしれません。 何が問題だったのかはまだ分かりませんし、そもそも問題があったのかどうかさえ分かりませんが、それはこれからゆっくりと考えていきたいです。 関係ない話題が多すぎてすみませんでした。 書きたいことをなんでも書かずにはいられない性質なので……。